ヤマト運輸の不在表の配慮に感動|東京都墨田区の製版・印刷

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ヤマト運輸の不在表の配慮に感動

ビジネスでもプライベートでも宅配便を使う事は多いですよね。
特に本や、ちょっとした物は手軽にネット注文する機会も多くなりました。
自宅に届く場合は留守にしていれば「不在表」が郵便受けに複数入っていることもあります。
商品に関しては注意深くチェックしますが、どこの宅配業者で来るかなんて気にしませんよね。
ある時、ヤマト運輸の不在表を見て「なんだこの切れ込みは・・・」と疑問に思った。

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「あっ!ネコの耳? 黒猫ヤマトだからか?」
調べてみるとこれは視覚障碍者の為に配慮されたヤマト運輸の女性社員が考えたアイデアだそうだ。
実はこの社員さんも視覚障碍者で、たくさんある郵便物の中にあるあの細長い伝票。
これが目の不自由な方は困るらしい。そこで両サイドにΣ形のネコ耳の切れ込みを入れた。
右下にあるQRコードで電話番号を入力しなくても再配達の依頼が出来る様になっているが、この切れ込みがある事で
違う宅配業者に電話する手間が省けたという声もあったそうです。

ちょっとした配慮で不自由な生活を余儀なくされている方の手助けになる。
先日視覚障害の方がホームから転落してお亡くなりになるという何とも痛ましい事故がありました。
健常者がいかに非健常者が生活する上での困難さが分かってないかという事を象徴する出来事だと思う。
相手の立場になって考える。当たり前の様に使ってきたし、わが子にもしょっちゅう使う言葉だが
改めてもっと思いを巡らす広い視野が必要だと思う。

実際、ヤマト運輸で働いている方でもこの切れ込みの意味を知らない人もいるらしい。
素晴らしい取り組みなのに知らない方が多いというのはもったいない話ですね。