IoT展を視察 そこには未来があった!
IoT/M2M展が東京ビックサイトで5/9~5/11まで開催 視察してきました。まず驚いたのは会場で既に次回の展示会申込みが始まっており、大きなボードのコマ取り表に脚立を使って次々に出展企業がブースを確保している。これは随分とIoTとかけ離れたアナログ方式。1日ではとても廻りきれる内容ではなかったので10コマほど目星を付けて廻った。全体的に言うとIoT/M2Mシステムを構築するために必要なあらゆる製品・サービスを一堂に集めた専門展。メーカー、社会インフラ、流通・物流、通信・モバイル・企画開発・システム開発などの分野が出展し活発な商談が行われていました。中でも目を引いたのは、AIを活用して手書き文字をデータ変換するサービス。活字を対象にしたOCRや決まったマス目内の文字を認識する既存技術と違い、形や文字間隔にばらつきがある手書き文字でも9割以上の精度で認識できるという。既存の書類のデータ化はもちろん、試験の採点や保険の申し込み手続きなどを効率化が期待できる。またRPA(Robotic Process Automation)は確実に業務改革を促進させる技術と実感した。組立などを行う産業用ロボットはブルーカラー業務をサポートするのに対しRPAはデータ入力や情報チェック、ルーティーン作業などホワイトカラーの業務を人間の数百倍の速度で処理できる。いずれにせよこの展示会には将来決して避けて通れない少子高齢化を背景とした人材不足など日本全体のパラダイムシフトを見据えた解決策が見て取れた非常に有意義な時間でした。